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ぼくと経済学と時々音楽

来年から経済学大学院に入院することが決まった人のブログ

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Happiness: Lessons from a New Science





なんだか最近合理性とか行動経済学方面のレビューが続く感じですw

ずいぶん前に経営系の演習で読んだことを思い出したのでレビュー





従来の経済学は合理的な個人を仮定しその効用に関する理論を構築してきた。

『財をたくさん消費できさえすればより幸せか?GDPが幸せの指標として正しいのか?』こういった批判は経済学に数多く寄せられる。また、誤解も多い。(指標としてのGDPはなぜ望ましいのか?なぜ経済成長を目指さなくてはならないのかは経済成長やら開発経済学やらではよく説明されることなので、今度記事にしたい。)



しかしながら、最近の経済学は昔よりももっともっと『幸せ』と『合理性』について深く考察している。

それは心理学や医学からの知見であり、行動経済学・神経経済学・実験経済学という形で顕在化している。これら最新の研究がどのような貢献をもたらしたのかについては『ソウルフルな経済学』の5~7章で端的にまとめられている。 

  • GDP成長率と幸福度の相関は?

  • あなたはそんなにも金持ちなのに、どうしてそんなにも不幸なの?

  • 幸福って何?

  • 経済学の抱える問題って?

  • 我々は合理的なのか?


色んな知見が得られると思う。哲学ではなくあくまでも経済学的な方向のアプローチ。英語も容易で専門知識も必要ないので専門外の方でも十分に楽しめると思う。



伝統的な経済学では合理的な個人を仮定する。日常的な感覚から言って合理的個人の仮定は直感に反するので批判も寄せられる。

コレにたいして、伝統的な経済学は、確かに現実の経済主体は合理的ではないこともあるが集計したら社会全体の平均的な行動は合理的な代表的個人に収束する、そういった非合理な行動一つ一つは誤差として捉えられると反論する。

またまた、コレにたいして行動経済学などの研究成果を利用して少数の限定合理的な経済主体が経済に存在することでマクロモデルの結果に有意な変化がもたらされると言う研究も出てきているのが面白いところですね。例えばMankiw(2001)などがあるらしいです。



とはいえ、限定合理的なモデルが経済学一般でで広く用いられているとはまだ言えていない様です。確かに代表的個人・合理的個人を仮定する論文が(おそらく)まだ大多数なんじゃないかと思います。これからの発展には目をはなせない分野だとは思います。
[ 2010/02/11 12:16 ] Bookレビュー | TB(0) | CM(0)
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