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上級マクロ授業メモ続き 今度こそ信用割当


前回の授業メモでは労働市場について取り扱ったのですが、書く書く詐欺して書かなかった信用割当の理論に関してレビューの続きを掲載します。

キーワード:Stiglitz-Weissモデル、CSVアプローチ、信用割当、非対称情報
というわけで前回途中で心折れたので今回は続き。

前回までは労働市場の分析。今回からは情報の非対称性と絡めて信用割当に関する理論を二つ取り扱いました




信用割当の理論

◆Stiglitz-Weissモデル


企業家:投資プロジェクトを実行しようとしている。一定の財を賦与されているが投資の実行には足りないため借り入れが必要
銀行:企業が投資するのに足りない差額分を貸し出す。企業家とは債務契約を結ぶ。

非対称情報:プロジェクトの成功確率は企業家しかわからない。銀行は全ての企業に対して同一の利子率を貸さなくてはならない。


ぐしゃぐしゃと計算をすすめ均衡を求める。

結果としては資金市場で超過需要が発生してしまいます。超過需要にあるので貸出利子率を銀行が引き上げれば需給ギャップはなくりますがそれは行われません。
なぜなら、利子率の引き上げにより融資希望者の質が劣化し銀行の期待利潤が減少するからです。つまり貸出利子率を引き上げる代わりに銀行は信用割当を選択したことになります。

これも銀行が投資プロジェクトの成功確率を観察できない非対称情報に問題の原因があります。




信用割当に関してはもう一つモデルを紹介されました。

◆CSVアプローチ(S.Williamson)

先ほどと同様に企業家は投資を実行するために足りない分を貸し手(投資家)から借り入れます。

企業家:企業家によってプロジェクトの期待収益率γが異なる。プロジェクトの収益は一様分布に従う。
投資家:企業家の支払いはプロジェクトの収益を超えることができないので、投資かもプロジェクトのリスクを一部引き受けることになる。つまり貸出よりも収益が下回れば損失が発生する。

投資プロジェクトを実行しない場合は収益率ρの安全資産に投資する。

非対称情報:企業家はプロジェクトの結果を費用なしで観察できる。一方、投資家はプロジェクトの結果を観察するのに費用がかかる(costly state verification)


均衡投資ではこの非対称情報が存在することで監査費用(エージェンシーコスト)が発生し対称情報の場合よりも実行される投資が減ってしまうことになります。

ポイントとなるのは対称情報時はプロジェクトの収益のみが問題になったものが非対称情報が存在すると他の要因(たとえば企業家の初期賦存など)ということ、エージェンシーコストの存在により金融システム自体が投資の決定および経済成長に重要な影響を及ぼしうることが明らかになったことだそうです。


これに付随して銀行取付の理論もあるそうですが授業ではそこまで踏み込む時間はないそうです。金融危機が起こったので銀行取付の理論に関しても最近再評価が進んでいるそうです。



年明けからはいよいよDSGEモデルに入ります^^ウキウキ
[ 2009/12/19 13:37 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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