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ぼくと経済学と時々音楽

来年から経済学大学院に入院することが決まった人のブログ

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大学院試験 マクロ経済学


自分が大学院試験に当たって勉強したテキストなどを紹介します。

初回はマクロ編

◆導入

自分がマクロ経済学を初めて学習したのは大学2年後期授業で、担当は自分のゼミの先生でした。
テキストはブランシャールの上下巻を使用しました。半期で開放体系以外の全てのトピックを扱いました。








これで学部のマクロは一通り基本を抑えることが出来ました。

マクロは色んな理論があって整理して理解するのに苦労すると思いますが、この本は一貫して短期-中期-長期と時間の軸に沿って整理されているので纏りがあります。

訳が読みやすく、ケーススタディも豊富なので結構お気に入りです。

ただし、古典派がどうだのマネタリストがあーだのこーだのといった経済学史的な内容がほとんどないのは注意が必要です。




◆受験勉強

受験勉強を始めるに当たっては中谷マクロと大竹マクロを使用しました。






いずれもコンパクトに纏ってあり、使い勝手がよかったので使用しました。
また、演習の必要性も感じたため大竹を使用しました。


受験勉強中は上記2つを中心に使い、所々ブランシャールを参照する形をとっていました。

大竹マクロに関しては基本的な考え方を理解していると、単なる煩雑な計算問題にしか見えないところが比較的多いので院試直前期はあまり使用していませんでした。計算が面倒なものが多いので精神衛生上はよくないです。


余談ですが中谷マクロは版を追うごとに薄くなっていっています。
ぼくは、寮の本捨て場に捨ててあった中谷マクロ4版を使用して院試に臨みました笑。



◆直前期

後述しますが、最近の大学院試験の問題はIS-LMなどケインズ経済学の単純な計算問題はあまり出題されていないようです。

学部のマクロでも話に出るような消費や投資のミクロ基礎に関する問題演習が必要と感じたので演習マクロと浅子マクロを使用しました。







演習マクロのほうは4・5・8・9・11・12章を中心に使いました。こちらは過去問を特に当たっても参考になりました。

指導教官に勧められたというのもあって使用しました。実際勉強になりました(そして、このテキストは相互リンクのひふみから頂いたものですありがとう!)

浅子先生のほうは必要そうな分野を流し読んだ感じです。ケインズ経済学とマネタリストの対立などブランシャールにはあまり乗っていなかった経済学史的な内容はコンパクトに纏っています。




◆成長論

新古典派成長理論は大学院試験でも頻出ですね。成長論を扱うゼミだったのでぼくは結構助かりました。

ジョーンズはコンパクトに纏っているのでオススメです。邦書で成長論を中心に扱っているテキストは少ないですしね。




ソローモデルの理解にあたってはRomerの最初の章を使ってもいいかもしれません。

現在ゼミではWeilのEcnomic Growthを使っていますがトピックが多く、院試の問題を解くためにはあまり効率的ではないですが、成長論を勉強したい人には結構オススメです。







◆大学院試験:マクロ経済学の最近の傾向


大学院受験を考えている人は皆さん知っているとは思いますが、マクロは学部と院で内容がほぼ断絶してるようです(語弊があるな笑。)

ですので、計算問題感覚でIS-LMとかマンデルフレミングとかを解けて安心している人は少し危ないかもしれません。


『やっぱり大学院レベルのマクロもどのくらいできるか見たいから、最近は簡単なミクロ基礎を含んだ問題とか簡単な動学とかも出題したくなるんだよね。ISLMとかスラスラ解けて入ってきて、大学院のマクロが全く理解できませんだと困るしね。』

と指導教官が言っていました。



実際に今年の各大学のマクロも色々とアレでした。

京都大学:RBC
大阪大学:労働供給の最適化(まんまミクロの問題のようだったけど)
東北大学:フィリップス曲線、オークン、動学版ASを使って金融政策の長期的影響を考える動学問題


ただし標準的な学部マクロをおろそかにしていいわけも無く、それらの理解のうえに成り立つと思います。


いずれにせよ『大竹マクロ(武隈ミクロ)もうn周まわしたもんねー』とか練習帳感覚で理解が伴わないのでは応用問題に対応できないだろうと感じました。もちろん、理解するまで繰り返すのは大切だと思います。



逆に自分にはこの繰り返すというのが足りなかったというのは現在振り返った反省です。
基本的に面倒くさがりなので同じ演習書を何周も回すより、色んなテキストを読んでいるほうが好きだったので。ただ、反復は力だとも思います。



◆アドバンストな内容に関して

上記に挙げたようにアドバンスな内容に関しては、自分の大学の大学院の授業に出てみるのが手っ取り早いのではないかなと思います。

院試のためにRomerや斉藤マクロを1人で読み始めてド壷にはまる可能性もありますし。いずれにせよ、大学院に入ってからやる内容ですので履修して損はないと思います。



自分の場合は

三年次:中級マクロ(労働の異時点間代替、OLG、リカード等価定理などなど)

四年次:コースワーク(最適成長、OLG)、応用マクロ特論(Bennesyを使ってリカードの等価定理が成立しない場合の動学モデル)、中級マクロ聴講(学部マクロの総ざらい)


と言った感じでした。各大学によって事情は異なると思いますのでシラバスなどを見て判断してみたらいいと思います。




ざっくりと振り返ってみました。以上になります。

何かあればコメント欄までよろしくお願いします。


未来の受験生の参考になれれば幸いです^^



[ 2009/10/07 22:23 ] 院試勉強 | TB(0) | CM(0)
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