ぼくと経済学と時々音楽

来年から経済学大学院に入院することが決まった人のブログ

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6つのカプリス ~ 2本のサクソフォンのための作品集

サックスを始めたばかりの方々とサックスの作品には馴染みのないクラシック愛好家に薦めたいCD

トルヴェールでもおなじみの(もう新井さんはトルヴェールでおなじみと言ってイイのかは定かではないですが)彦坂さんと新井さんの二重奏による作品集です。



*セットリスト
1. J.-M.ルクレール:2本のサクソフォンのためのソナタ
2. J.S.バッハ:インヴェンション
3. C.P.E.バッハ:デュオ
4. W.F.バッハ:デュエット 第4番
5. W.A.モーツァルト:デュエット 第3番
6. P-M.デュボワ:2本のサクソフォンのための6つのカプリス
7. C.ケクラン:2本のサクソフォンのための24のデュオ 作品186より 第1番~第4番
8. P.ヒンデミット:2本のアルト・サクソフォンのためのコンチェルトシュテュック





昨今のサックスの作品の多くは高度な技術を要し派手なダイナミクスレンジを持つ。確かにどれもサックスという楽器の持つ機動性・表現力を遺憾なく発揮している作品ばかりだと思う。


だけど、サックス吹きしか聴かず、サックス吹きしか楽譜に興味を示さない、演奏会を開いてもサックス吹きしかこない、そういった作品が増えてきているのも事実なんじゃないかと思う。つまり、サックス界隈での自己消費に過ぎない状況が続いているようにも思う。

それは作品に限らず演奏スタイルにも影響しているように思う。



そんな背景もあって自分はこのCDをサックスを始めたばかりの人に薦めたい。



ひたすらニュートラルな音色・演奏スタイル。派手さばかりにとらわれた音楽ばかり聞いてサックスを練習するのは大きな損だと思う。こんな澄んだ音が出るのか、こんな繊細な音が出るのかと驚いてほしい。

実際に自分のまわりのプレーヤーを見ても、ハイトーンや大きな音、派手な演奏に執心な人は実に多い(それが悪いといっているわけではない)が、繊細な楽器の奏法に関してはどうも鈍いというか熱心ではないって人が多い。

どうも僕たちがおかれている音楽環境は、派手なものの比重が多いみたいだ。ここらで、こういったシンプルで繊細なサックスの演奏を聞いてみるのもバランスを取るためにはいいかもしれない。




また、選曲もヒンデミットのオリジナルやバッハの編曲ものと多様だ。一般的な『クラシック』に近い面持ちの作品が並ぶ。

その意味でもサックスの作品には馴染みのないクラシック愛好家にも是非聞いてみてほしいと思った。手にとってたぶん驚くはずだから。


冒頭書いたように、他の楽器ほど歴史の無いサックスはサックス吹きの中での自己消費を抜け出せていないのが現状だろう。サックスらしさを全面に出した曲でアピールしてもいいが、『保守的な』クラシック愛好家の方々にも裾野を広げるにはこう言ったシンプルな音楽で、サックスでもこういった『クラシック的な演奏』が出来るのかと言うことを知ってもらうことには意義があると思う。





とまぁつらつらと書いたものの勿論十分にサックスに習熟したような方々でも十二分に楽しめるだろう。むしろ、ある程度習熟した方々のほうがこう言った曲を仕上げることの難しさを知っているので驚きや発見があるかもしれない。


お気づきの方もいるかも知れませんが、暗に先日レビューした須川&チェの二重奏を念頭において書いたものだ。



派手な演奏にやや否定的なニュアンスで書いたもののこれは単にベクトルの違いであっていずれも素晴らしいアルバムであることには変わりない。いずれも大好きなのだ。ただ、楽器を始めたての人たちがこういう『カッコいい』演奏ばかりを聞いて表面的な派手さばかりに拘泥するのが怖いなと思って書いたわけです。

勿論自分を持った奏者の方々にとってはどちらも超一級の演奏ですので十分に楽しめるでしょう。須川&チェとあわせて買って損のない一枚です。


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[ 2010/01/16 20:22 ] CDレビュー | TB(0) | CM(2)

Stellar Saxes




須川氏とチェ氏による二重奏のアルバム


久しぶりに買って完璧に満足したサックスのCDだった。


二重奏の音源といったらこれのほかに彦坂&新井しか聞いた事がないんだけども、やはりと言うべきか方向性は全く逆で聞き比べると非常に楽しい。


須川氏委嘱の一連の邦人作品、ヒンデミットやラクールなどの二重奏の古典的作品と取り上げている作品はバラエティーに富んでいて飽きさせない。特にサックス吹きの長生フリークからしたらやっと天頂の恋の音源が手に入るっていう声も各地からw




サックスの『カッコよさ』を全面に押し出した曲を聴きたいなら1曲目の長生淳作曲『パガニーニ・ロスト』を強く勧める。


パガニーニの主題はこちらをどうぞ



有名な曲のフレーズをモチーフに曲を作るのは長生淳がよく取る方法の一つなんだけども、パガニーニの主題がこんなにサックスと相性がいいとは。怪しく、情熱的。




もちろん古典的で襟を正すような作品が好みなら、サックス二重奏においてヒンデミットは外せないよね。(ヒンデミットに関しては彦坂&新井verのほうが個人的には好みだが)



学祭でやったのが懐かしい。もう一度じっくり挑戦したいものだ(あわせ一週間とかだめだろjk







プレーヤーについて

須川氏は皆さん知っているかと思いますが、共演しているチェ氏に触れておこう。

と思ったけども、この演奏を聴いたら説明は要らないかもね。



ドコまでもニュートラルな音色と紳士的な演奏が凄く好き。





どれも物凄い難度の曲ばかりですが、二人の茶目っ気が随所に感じ取れる演奏。

二重奏でこのスケール感!

非常にオススメの一枚
[ 2010/01/12 23:16 ] CDレビュー | TB(0) | CM(0)

青少年のための管弦楽入門


久々のCDレビューを寝る前に更新

[ 2009/07/26 00:52 ] CDレビュー | TB(0) | CM(0)

2台ピアノと打楽器のためのソナタ




前期試験直前になぜか聞きまくっていた思い出の一枚です。 受験期にバルトーク!?とか突っ込みはいらないよ^^今でもこれを聴くと当時の気分がよみがえったりしなかったり。


この曲、曲名からわかる通り編成がとっても面白いです。ピアノ二台と打楽器が二人。なんでも打楽器を二人で12個も使うそうです!! まず、バルトークの曲でピアノの連弾とあったら期待せざるをえないよね!それに打楽器が二人はいっちゃうんだもん、これは期待が膨らむね。


アルゲリッチは協奏曲などで非常に速いテンポで熱烈な演奏をするイメージがありますが、ここでは室内楽的な調和が丁寧な印象を持つね^^


一楽章ではバルトークに特有なピアノの打楽器的使用が顕著に見て取れます。
二楽章はバルトークお得意の夜の音楽(性的な意味ではない
三楽章なんかはピアノ協奏曲第三番と似たような雰囲気でバルトーク苦手って言う人も楽しめると思えますよ。

曲の終り、静かにフェードアウトしていくスネアがとてもユーモラスで可愛らしいです。



カップリングも同様の編成でラヴェル作曲『マメールロア』『スペイン狂詩曲』


マメールロアはとっても透通った音色感で非常に編成と曲調があっていました。ピアノ版よりも好きです。


スペイン狂詩曲は残念ながら編曲からなのかどうかはわかりませんがあまり効果的には聞こえませんでした。編成が向かないのかも知れませんね。やはり弦の響きが欲しいといったところ。



打楽器やってるひととかも楽しんで聴けるんじゃないでしょうか^^

なによりジャケットが不思議な感じでかわいいくて好きなんだ。


るん♪



[ 2009/05/12 00:01 ] CDレビュー | TB(0) | CM(0)

ローマ三部作





吹奏楽でもおなじみ『ローマ三部作』のムーティ&フィラデルフィア管弦楽団の録音。

ローマ三部作とは、イタリアの作曲家オットリーノ・レスピーギが作曲した『ローマの噴水』『ローマの松』『ローマの祭』の俗称

実際にローマに存在する祭りや噴水、松のある風景や印象を音楽で綴った交響詩です。
華々しいオーケストレーションで色彩感が豊かであり、何よりも盛り上がりのよいこの作品群は演奏会でも観客受けは非常にいいですよね^^


一般にローマ三部作といったらトスカニーニ&NBC交響楽団が有名ですが、ぼくはこのムーティ&
フィラデルフィア管弦楽だを第一に勧めたいです!

なんといってもこのフィラデルフィアのブライトな音色がさんさんとしたイタリア音楽をひきたてているからです。こと金管に限っては非常にタフな譜面が要求される曲(特に祭りと松のアッピアは)ですが、どんなにハイトーンでどんなに大音量を求められても充実した響きを失わない点に魅力を感じます。

確かに、勢いだとかノリも大切なように思われる曲だけどこういった一瞬垣間見せる余裕に音楽をかんじちゃったりします。

そして、指揮者のムーティはオペラも得意とするだけあってこういった描写的な音楽が非常に活き活きと再現されています。祭りの4曲目主顕祭では、踊り狂う人々や酔っ払いがいろんな楽器・いろんな主題で登場するんだけど、本当に目に浮かぶようでニヤニヤしちゃうね^^ソリストも凄く多彩な音を見せてくれてそれだけで飽きさせないね。

ライブではない録音ながら、緊張と統制が絶妙なバランスを保っている名盤だと思います。



るん♪





参考音源ペタペタ




[ 2009/04/30 23:53 ] CDレビュー | TB(0) | CM(3)
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